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‘インプラント’カテゴリー

上顎インプラント2011.1.26

2011 年 1 月 26 日 水曜日

こんにちは。 インプラント、審美歯科の保土ヶ谷オグラ歯科医院院長です。

今回は上顎右上2から左上6の抜歯即時インプラントの症例です。
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右上③4⑤は4を抜歯してオベイトポンティックのプロビジョナル。6にも延長します。
右上2、左上345を抜歯して、右上2、左上1346部分にインプラントを埋入する予定です。
しかし、難題が…。
前歯部のフレアアウトが激しく、CT上で咬合平面より62度前突しています。
そして、骨幅は3.75㎜のフィクスチャーがちょうど入る程度の幅しかありません。
師匠の林先生がいくら傾斜埋入にならないようにと言っても無理だ~!
まして左上臼歯部は垂直方向に埋入したいし…。
結局迷った挙句、前歯部と臼歯部の2パートに分けることにしました。
本来ならバイトアップして矯正して歯軸を整えてから抜歯でしょうが、今回は全部グラグラ。
抜いて義歯なんか入れて待っていたらそれこそ骨がなくなっちゃう。
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診断用ワックスアップから起こしたコアを用いてまずは下顎の咬合平面を揃えておく。
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反対側も同様に仮仮のプロビジョナル。
後はオペを待つばかり。
かなりシビアだけど、頑張らねば!

ソケットリフト#1

2010 年 11 月 8 日 月曜日

こんにちは。 インプラント、審美歯科の保土ヶ谷オグラ歯科医院院長です。

上顎には誰でも上顎洞という空洞があります。ちょうど頬骨の中、奥歯の上方です。
インプラントを埋入する際に、上顎洞までの距離がないとちょっと難易度が増します。
昔は距離がない患者さんはお断りしていた時期もありました。
その後、ソケットリフトという術式と人工骨の発達により我々一般歯科医でも埋入が可能になりました。
しかしながら、誰にでもできるというものではなく、特別な器具と繊細な技術を持ち合わせていないと失敗してしまいます。

そもそもソケットリフトとは、インプラントを埋入しようとする箇所から上顎洞の底にあるシュナイダー膜という粘膜を突き挙げテント状にしてその中に人工骨をつめることによりインプラント本体の周囲に骨を造って結合させてしまおうというものです。
ソケットリフトの一番の注意点は、いかにシュナイダー膜を破らずに挙上できるかということにかかっています。
そこで、使用する器具は、一番オーソドックスなものでオステオトーム。
オステオトーム
これは先が円形のノミのような器具をマレットでたたいて少しずつ挙上していくもので、かなり術者の感覚がものをいいます。
次にDr.Cocciのバーセット。Dr.Cocciこれは先が平らのバーで膜を傷つけないように出来ています。
そして、今回導入したSCAkitというバーセット。SCAkitsetこれは生卵の殻だけ削って中の薄皮は傷つけないというくらい安全かつ信頼性の高い器具です。
SCAkit
今までも上顎ソケットリフトはかなりの症例をこなし、成功を収めてはいますが、その都度細心の注意と危険との背中合わせでかなり苦労をしていました。
SCAkitの導入でより安全に、患者、術者ともにストレスがなく確実な治療を行っていけると確信しております。
これももっと良いものをというあくなき追求心、こだわりの一つです。

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