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2010年11月のアーカイブ

烏帽子群礁H.22.11.25

2010 年 11 月 26 日 金曜日

こんにちは。 インプラント、審美歯科の保土ヶ谷オグラ歯科医院院長です。

今回は前回のリベンジならぬタモ救出を第2の目的として大平に渡礁しました。
今回からは念のため冬支度。防寒用のウエアーに身を包み5時半にたつみ釣具店到着。

まだ夜も明けきらぬうちに6時の乗船。
お客さんは10名くらいいましたが、大平は私とエギングのお兄ちゃんの2人だけ。
予報では波1メートルだったのですが、着いてみると結構うねっているし潮位が高い。
先端までとても出られる状態ではありません。
仕方なくウ島との境の水道に釣り座を構えます。
義父から借りたタモは流されないようにしっかりとチャランボ使用。
しか~し、竿の穂先が裂けている!
ガイドで留めればなんとか使えそうなのでだましだまし使ってみるけど、なんかいやな予感。

気を取り直して足元を洗われながら釣り開始。
2投目にしっかりとしたアタリ。よっしゃ!NEC_0143
慎重にやり取りし、といいつつブリ抜いてしまったのは31㎝のメジナ。
もちろんキープ。
しかし、釣り上げた時のことを何も考えていなかった。
ストリンガーは前回悲惨な目にあったのでダメ。タイドプールはトンビにさらわれるか這い上がってきた波にさらわれてしまう為ダメ。
そこで今回は生かしバッカンでキープする為携帯用のブクブクも持ってきたので急いで用意し生簀状態にしておくことにした。
今日はなんだか良い予感が脳裏をよぎる。
急いで第3投。
今度は先ほどよりすごいアタリ。竿が満月を通り越して釣り鈎状になり、ドラグをキリキリ言わせながらのやりとり。
しかし、途中から竿をたたくようなアタリ。もしや…。
上がってきたのは大きなサンノジ(ニザダイ)。NEC_0141
ちょっとがっかりだけど、かなりの引きを楽しませてくれた。
計測したら42cmあったけど、食べられないのでリリース。
その後アタリがぱったりと止まり、釣り座を換えあちこちで竿を出すが、波が這い上がってくるのでなかなかポイントが定まらない。
先端には怖くて行けそうにないし、仕方がないのでアオサを採ってコマセに混ぜ、付け餌もアオサで勝負。
それでも何も変化なく時だけがむなしく過ぎていく。

12時半位になってやっと先端に行けそうなので、秘密兵器のタコテンヤをロープに結んだものを持ってタモ救出に行くことにした。
30回位トライしたがタモからのアタリはなく(あるわけないか…)、根掛かりばかりするので悔しいけど諦めることにした。大潮の干潮時にでもトライしよっと。

釣り座に戻り釣り再開。
しかし何の変化もないどころか、オキアミがそのまま帰ってくる。
どこを狙ってもオキアミが帰ってくる。

そろそろ沖上がりの時間も近づいてきたので早めに片付け、キープしたメジナを〆る準備をしていたら、前回と同様頭上にはおびただしい数のトンビ。
怖かったけど1匹なので隠しながら解体し内蔵を放り上げると間髪入れずにトンビがやってくる。
付け餌の箱を洗って歩いていたら、後ろから体当たりされてしまった。
もちろんトンビにである。怖かった~!
ふと荷物を置いてある所を見ると、なんとトンビの大群に囲まれてしまっているじゃないか!実際、画像の倍くらいはいました。NEC_0142
残しておいたハムカツは隠すように何とか食べましたが、半きれを投げたら残りを狙って自分が囲まれてしまった!なんとかしてくれ~。
そうそう、もう一つ驚くべきことが。
画像の赤いクーラーはファスナーできっちりと閉めていたのですが、カラスが2羽で開けていました。
ファスナーは開けられるは、発砲クーラーは穴を開けられるは、タイドプールの魚は採られるはで戦いは海の中より空でしょうか?

セレック#1

2010 年 11 月 15 日 月曜日

こんにちは。 インプラント、審美歯科の保土ヶ谷オグラ歯科医院院長です。

今日は明日セレックのセットを行う患者様がいらっしゃるので、その製作状況を報告します。
当医院では正確にマージン(歯と技工物の境目)を調整したいので、ほとんどの場合間接法で行っております。

セレックは削ったその場で口腔内の状態をCCDカメラで立体撮影し、そのデータをコンピューターが処理して削りだすことができます。
当然1日でのセットも可能ですが、口腔内には唾液があったり微妙な調整がうまくいかなかったりすることもあるので、一度精密印象にて型採りをさせていただき後日(翌日以降)にセットさせていただいております。

NEC_0137間接法で模型を作製し、マージンをきれいに出します。
もちろん印象自体がきれいに採れていることが大前提です。
今回も1発でOKでした。
NEC_0132その模型をCCDカメラでスキャンして、パソコン上でクラウンの形態を作ります。
お絵かきソフトで絵を描くように、厚みをつけたり表面を馴らしたり。
画面上で形態ができたら、LANで繋いである技工室の切削マシーンでセラミックスのブロックを削ります。
NEC_0133これは全てオートでコンピューターがやってくれます。
この程度の大きさのクラウンであれば約10分で削り終わります。
後は模型上で微調整をしながら研磨していきます。
この続きはまた!

シャープニング

2010 年 11 月 13 日 土曜日

こんにちは。 インプラント、審美歯科の保土ヶ谷オグラ歯科医院院長です。

歯周病予防にはまず毎日のブラッシング。
それでも3ヶ月くらいたつと歯石がつき始めます。
そこで、定期検診時に歯石除去を行います。

歯石除去は、歯肉より上の部分はスケーリングといい、歯肉より下、ポケットの中の歯石をとること及び根面を滑沢にして健康な歯肉が歯根に密着できるようにすることをSRP(スケーリングルートプレーニング)といいます。
この時にキュレットという器具を使用するのですが、これは刃物です。
先端に歯石を歯根面からはがす為に刃物がついており、部位によって柄の角度が違うものを使用しています。
刃物で石をこそぎ取るのですから、数回使用したら切れなくなってしまいます。
切れない刃物でいくら頑張ってやってもきれいな根面は作れず、歯周病は治癒しません。

通常シャープニングは砥石を手に持って行うのですが、これでは相当熟練した衛生士でなければ均一な面で仕上げることは出来ません。
当然時間もかかるし仕上げにもばらつきがあります。
そこで当医院ではキュレットの歯の部分と研ぐ(シャープニング)時にマイクロスコープを使用しています。
シャープニング
シャープニング自体もぺリオスターという器械を使用して正しい角度で仕上げ、いつも一定の切れ味を保つ用に心がけております。
当然口腔内で使用するときにもマイクロスコープで確認しながら行っております。
せっかく検診にいらしていただいたのに良い結果が得られないのでは患者様に申し訳ありません。
来院していただいたからには、良い結果が得られるよう、こんなところにもこだわりを持って治療しております。
職人さんが良く切れる包丁で料理すると刺身もおいしくなるのと一緒で、何気なく使用している器具にもこだわりを持って治療に携わっています。

ソケットリフト#1

2010 年 11 月 8 日 月曜日

こんにちは。 インプラント、審美歯科の保土ヶ谷オグラ歯科医院院長です。

上顎には誰でも上顎洞という空洞があります。ちょうど頬骨の中、奥歯の上方です。
インプラントを埋入する際に、上顎洞までの距離がないとちょっと難易度が増します。
昔は距離がない患者さんはお断りしていた時期もありました。
その後、ソケットリフトという術式と人工骨の発達により我々一般歯科医でも埋入が可能になりました。
しかしながら、誰にでもできるというものではなく、特別な器具と繊細な技術を持ち合わせていないと失敗してしまいます。

そもそもソケットリフトとは、インプラントを埋入しようとする箇所から上顎洞の底にあるシュナイダー膜という粘膜を突き挙げテント状にしてその中に人工骨をつめることによりインプラント本体の周囲に骨を造って結合させてしまおうというものです。
ソケットリフトの一番の注意点は、いかにシュナイダー膜を破らずに挙上できるかということにかかっています。
そこで、使用する器具は、一番オーソドックスなものでオステオトーム。
オステオトーム
これは先が円形のノミのような器具をマレットでたたいて少しずつ挙上していくもので、かなり術者の感覚がものをいいます。
次にDr.Cocciのバーセット。Dr.Cocciこれは先が平らのバーで膜を傷つけないように出来ています。
そして、今回導入したSCAkitというバーセット。SCAkitsetこれは生卵の殻だけ削って中の薄皮は傷つけないというくらい安全かつ信頼性の高い器具です。
SCAkit
今までも上顎ソケットリフトはかなりの症例をこなし、成功を収めてはいますが、その都度細心の注意と危険との背中合わせでかなり苦労をしていました。
SCAkitの導入でより安全に、患者、術者ともにストレスがなく確実な治療を行っていけると確信しております。
これももっと良いものをというあくなき追求心、こだわりの一つです。

踏んだり蹴ったり、でも楽し

2010 年 11 月 5 日 金曜日

昨日、友人のA先生と烏帽子群礁の大平に釣行しました。

前日共通の恩師、岩田健男先生の還暦祝いがあり、その帰りにちょっと飲み過ぎて睡眠不足の中朝5時にA先生の車で出発。

到着してびっくり。 平日なのにいつもより釣り人が多い。
しかし、乗りたかった大平は私たち2人だけ。ラッキー!
磯に降り、A先生はウ島との境に釣り座を設け、実釣開始。 私は烏帽子本島よりの一番突先に釣り座を構えるが、荷物を2人の中間に置いておいたので、忘れ物を取りに何度も往復する羽目に。
その間にA先生はウマズラハギを釣り上げている。
遅れること約15分、やっと準備が出来実釣開始。
潮色は良いがなんとも後ろからの北風が冷たい。
始めは離れ岩との間を探るが、ベラを続けて2匹。ちょっと違うぞ。
続いて離れ岩の右側、間の沈み根の向こう側を狙てっみる。
来ました!手のひらサイズ。
めげずに何度か流していると、ちょっとましな引き。25㎝。
今回はかみさんの「メジナの塩焼きも食べてみた~い」の要望にこたえるべく、25㎝でも一応キープ。
その後、餌取りをかわしながらなんとか28、30cmをストリンガーに付けタイドプールで泳がせておいた。
腹ごしらえをしようと荷物置き場に戻ってびっくり!
やけに発砲スチロールのくずが散らかっていると思ったら、発砲スチロールクーラーがカラスに突っつかれて直径5cmくらいの穴が開けられていた。
前回ファスナーを開けられてしまったので、竿袋で重石をしていたのに…。 恐るべきカラス!

しかし、これが不幸の始まりとは誰も気がつかなかった。

今回で大平は4回目だが、真ん中のワンドは竿を出したことがなかったのでちょっと試してみようと思い、釣り上げた3匹をストリンガーにつけて磯際に設置し、何箇所か攻めてみる。

手のひらサイズはボチボチ釣れるが芳しくないのでA先生の様子を見ようと戻ってみると、驚いたことに波に洗われてストリンガーにつけた1匹が岩肌に打ち上げられているではないか!

慌てて引き上げてみると、他の2匹がいない!
A先生に報告すると、「俺のウマヅラハギはカラスに持っていかれて、メジナは腹を突っつかれて瀕死状態」とのこと。
なんてこった!信じられない場所じゃ!
気を取り直して一番右のワンドを攻めてみる。
何投目かでウキが沈み込むツボを発見したのでそこに投入すると、今までより強い引き。
よっしゃ!32㎝。
なんとか逃がした分を取り戻した気がした。
NEC_0124
気を良くして、始めの釣り座に戻ってみる。
俗に言う「磯を休ませる」ってやつです。
25㎝位を2匹釣り上げ、もう一声と思った瞬間、魔の一瞬がやって来た。
いきなり膝位までの与太波に襲われ、思わず倒れてしまった。
その瞬間、たつみ釣具店さんのコマセバケツと餌かごが生みの中へ!
急いですくおうと思ったら玉網まで流され、無残にも海中に沈んでいく。
良く見ると柄杓が棒ウキのように浮いたまま流れていく。
結局、それからは戦意喪失。
波も高くなってきたので納竿して魚を〆ていると、今度はトンビに頭をたたかれた。
上を見ると数羽のトンビが私、いや、〆た魚を狙っているので怖くなって血抜きだけして持ち帰ることにした。

結局、2人でメジナ多数(20~32cm)、A先生はその他カワハギやサンバソウもお持ち帰りとなった。
昨日飲んでいた飲み屋さんへのお土産ということでした。
私は25㎝2匹は朝食の塩焼き、32㎝は夜に刺身と日本酒で晩酌です。
楽しめた1日でしたが、踏んだり蹴ったりでした。

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